児童施設

東京都安全条例には気をつけろ!

…というタイトルをつけてみました。

実際にこの条例で四苦八苦してるからなのですが、この条例自体無理があるなぁと思うばかりです

私が直面しているのは児童養護施設、保育園の建替えで東京都安全条例をどうクリアしていくか?という内容です。特殊建築物の建替えで苦労されてる方は多いと思います。

既存不適格の建物に対する緩和措置があるのですが、それなりに厳しい条件のクリアを求められます。例えば、建物周りに4mの避難経路を設けること、という条件です。そもそも東京都でそんな土地は多くありません(苦笑)。結果としては、渋々ですが建物配置を変更することになりました。なんとか福祉施設としての機能性を担保出来そうなレイアウトに変更できたので一安心です。

事前に行政ヒアリングをして確認したのですが、その時には建替えは問題なしという回答だったので、後出しで指摘をされて本当に困りました😅

スカイリブでは、こんな苦境にも負けず、なんとかプロジェクトが進むよう建築設計をしています。詳細が知りたい方は、ぜひお問い合わせください。

認可保育園と認可外保育園

認可保育園と認可外保育園、どちらがいいのか迷う方もいらっしゃると思います、今回は認可保育園と認可外の違いを記述していこうかと思います。

認可保育園

認可保育園は、児童福祉法に基づいて国が定めた基準(保育士の人数・施設の広さ・設備など)を満たし、市区町村の自治体から認可を受けて運営されます。自治体が毎年場所・何カ所必要なのかを指定し運営する会社を選定します。

国からの補助金があるので安定した運営力があり、保育士の数や設備が充実している事が特徴です

認可外保育園

認可外保育園は、国の基準には満たないものの、市区町村の自治体が定めた要綱に基づいて運営されます。定期的に自治体による立ち入り調査があります。認可保育園とは違い保育時間に制限はないので、夜間の保育・長時間保育などニーズに合わせた保育が可能です。

申し込み方法

認可保育園の入園方法は申込者の中から自治体が選考するのに対し、認可外保育園は直接入りたい園に申し込みします。

料金

保育の料金に関しては認可保育園は保護者の収入により決定するのに対し、認可外保育園は運営している園によって様々です。

自身の生活状況・近隣状況に合わせて保育園を選んではいかがでしょうか。

認可保育所/新規出店の今後は?

ここ2年程で認可保育所/施設整備の公募が徐々にではありますが、全国的に減少してきました。恐らくは来年度、再来年度・・・と公募が減っていくのは確実かと思います。

そのような状況下でも、新規で出店を検討される事業者様は変わらずいらっしゃいます。

「定員〇●名で、認可基準もちゃんと満たしていて、立地も良いからイケるでしょ!!」等々、数年前のような勢いだけでエントリーをすると痛い目にあいそうです…。

最近、事業者様とお話していると下記のような新規出店方法を聞きます。

・公立保育園の民営化整備による公募にエントリー       

・M&Aによって、既存運営園を増加させる。

・インクルーシブ教育を含んだ保育所設置計画(通常の公募時)       

・首都圏から少し外れた自治体(人口が今後何年も増加予想の自治体)                               

お聞きしていると上記の項目をよく聞きます。

公立保育園の民営化は確かに加速している感はあります。しかしながら、民営化公募のエントリー要件は、厳しい条件を挙げる自治体が多いのでここ2~3年で保育事業を立ち上げた事業者様にはちょっとハードルが高い気がします。

M&A・・・売りに出ている保育事業者様がここ数年ホントに多いようです。既存運営園を増やすのはこの手法が手っ取り早いような気がしますが…。

インクルージョン・・・昨年あたりから障害をもつ児童もみることができる事業者様を自治体自体がもとめるところも増えてきました。将来的な運営差別化を図るためにも、大事なものだと思います。運営事業者様のソフト面での事前準備が整えられていれば先々を見据えると非常に良さそうに思えます。

首都圏から少し離れた自治体・・・こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、「狙い目」な気がしております。私自身も聞いて「びっくり(人口が予想外に増加しているという意味で)」な自治体もあります。 コロナ禍を境に確実に「リモートワーク」が定着する業界/業種があるので、このような自治体は需要があると思われます。

施設整備の公募が減っていく、また、定員空きが増えている保育園(自治体)が増えてきた中でも、安定して運営している保育事業者様もいらっしゃいます。また、将来の保育を「頭固くなり過ぎず、真面目に保育を考える」事業者様がこのような状況下でも生き残る気がしております。

発達支援センターとは???

最近、お客様から子どもの発達支援センターについて聞かれることが何件かありましたので(発達支援センターを自社で運営できないか?という相談でした)、自分なりに調べた内容をまとめたいと思います(あくまで調査段階なので、間違っている可能性があることをご了承ください)

そもそも発達支援センターとは… 読んで字の如く、障がい、又は発達に遅れるのある子どもが通い、相談〜発達支援を提供する施設になります。センターと名がつく施設の多くは市区町村による運営が全国的にはほとんどで、民間での運営は少ないです(委託事業として社福が運営しているケースがあります)

事業は大まかには2つに分かれていて、

・相談支援…相談窓口で、子どもの発達に不安を持つ保護者とセンターで面談、支援内容の方針や計画を決めていきます。

・発達支援…支援事業のみを行なっている民間法人は多く、発達支援サービスの多くはこちらになります。

療育センターもありますが、こちらは四肢に障がいがあったり、知的な障がいがある場合のセンターになりますので、発達支援よりも医療寄りになるのではと思います

現段階では調査までですが、どう発達支援センターを民間法人で運営していくのか?もっと深掘りして、お客様と意見交換しながら実現のお手伝いをしていく予定です。このような形で、スカイリブでは漠然とした相談から実現に向けたお手伝いをさせて頂いてます

沖縄 豊見城の保育園竣工

先月のことですが、沖縄県豊見城市で人気保育園の引き渡しをしてきました!

おそらく、市内では最後の保育園施設整備なのではないでしょうか… 少なくとも来年は無いと思います

整形地でしたが、敷地内の高低差や擁壁で色々と苦労した設計になりましたが、工事は順調に進み無事開園しました

次は、沖縄県内のどこの市で福祉施設の建築設計やるのか、楽しみです♬