児童施設

東京都の検査  【認可保育園】

朝から、明日の東京都の検査に向けた、引き渡し真近の認可保育園の事前チェックをしてきました

朝ということもあり、工事車両で駐車場は一杯でした

まずは先週チェックした修正箇所の確認を行いました

その後、東京都に指摘されそうなところを見て回ります

1つの難関が、避難経路であるバルコニーのフェンスの高さです

都の指導では、足掛かり(足先を引っ掛けてよじ登れそうな起点)からフェンスのトップまでは120センチ以上としています

しかし消防署では、床面からトップの高さは120センチ以下と指導してします

縦割り行政の矛盾がここにあり、最終的には検査官次第です

果たしてどうなるのか…

ドキドキしながら明日の検査を待ちます



安心子ども基金  【認可保育園】

私のようなコンサルタント業務まで行う設計事務所や、保育事業運営法人には馴染みのある、安心子ども基金。

一般には聞かれない単語なので、少し解説します

元々厚生省が待機児童を減らすための資金源として創設した基金で、新設認可保育園には例外なく適用されています

あくまで待機児童解消用基金なので、新設園や定員増の改築に利用されます

補助率もかなり良く、補助対象となる工事費の7/8が補助率です

なので、新設園を作るなら今が一番自己資金を使わずに施設の開発が出来るわけです

改築において定員を増やさない、もしくは単なる一部改修になると、適用されません

4月から中身がこれまでとは変わりますが、基本的な考えや目的は変わらないと思います

なぜこのトピックを選んだかというと、保育園の建築設計をしている設計事務所も、この基金の詳細を知らない事が多いと思ったからです

スカイリブでは、建物のプランニングや確認申請に必要な図面作成だけではなく、お金に関することまで踏み込んで仕事を進めます

この基金を利用するにはどんな要件が必要か、申請に必要な書類の準備、それを盛り込んだ事業資金計画作成など、認可保育園の建替全体の流れを支援する設計業務を行っています



旗竿地での保育園建設 【認可保育園】

朝から、来年 再来年開園に向けた認可保育園の提案ミーティングに参加してきました

そのうちの一つに、旗竿地が含まれており、東京都の安全条例で規制が掛かってきます

幾つかの緩和要件もあるのですが、竿地が20m越えるため、どうしても規制に引っ掛かるとのことでした

ところで、何をもってその土地を旗竿地とするか?

役所で色々と聞いてきました

簡単に言うと、接道部分のいずれかのポイントから真っ直ぐ見て、敷地内に死角がなければ旗竿地ではないという基準のようです

そのため、土地の形状を適当なところでカットして(分筆して)使えば良いと言うことになるのですが、残った土地も要件があり、それもクリアする必要があります

スカイリブでは、設計だけでなく不動産も扱うので、土地の活用を考え、各種法律に適合するかまでトータルで提案します

 

引渡し前の検査、シックハウス測定【認可保育園】

今日は、引渡しが近い現場のチェックに行ってきました。納期が近いので、土日関係なく工事関係者が出入りします

保育園なので、お客様以外に市役所及び東京都の検査と、シックハウスの測定もあります

調布市の認可保育園のシックハウス基準は、全国一厳しい値になっています

なんでも以前化学物質が原因で、授業中に倒れてしまった小学生がいたことが発端のようです

測定に備え、工事してる最中から扇風機をガンガン回しています

今週、事前チェックで幾つかの変更や修正が出てきたので、今日はそれの対処方法検討と時期を決めてきました

明日から3月で引渡しも迫っているので、頻繁に現場に行くことになりそうです



建築模型【認可保育園】

直近の仕事で建築模型が必要になってきたので、ネットで制作してくれる会社を探していました

模型と言うと、手間ヒマ掛けて図面通りに組み立てていくイメージですが、3Dプリンターを使って制作する会社が多い事を知りました

確かにプリンターで印刷できれば、どれだけ楽に作れることか…
と思って、色々なサイトで比較していました

でもよくよく見てみると、3Dプリンター用の3D CADデータが必要だということが判明し、あっけなく諦めました(笑)

通常は、平面図、立面図を業者に渡し、そこが3D CADデータを起こすようです

そこまでするなら、模型の方が良いよね、という結論になりました

しかし、家電や金型、鋳物の新商品の多くは3D プリンターで試作品を作っている模様です
早くて楽に制作出来るのでしょうね

時代の流れを感じた今日でした

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