その他

地域ごとの「ものの捉え方」

先日、とある自治体さんへ施設整備計画のヒアリングと定期的に物件情報を提供いただく不動産業者様とのお打ち合わせをしてきました。

同じ福祉施設にしても、土地建物の規模や整備条件が地域によって特徴が出てきます。

介護施設においての各種サービス施設の併設の可否、整備エリアの分け方、その地域の前提条件の捉え方・・・。 

1都3県の中でも地域差があり、ある程度我々の中で「その施設には想定しているもの」が、ある地域に対しては「不適当」になっているということもあるので、ひとつひとつの各種施設の条件に対してもより踏み込んでヒアリングをするように心がけております。

現代において、地域間の差異が少なくなってきていると言われている中で、実際にその地域の人と直に接していると、「その地域の常識、その地域の人の感覚との差異」というところを感じます。 

通信機器上のコミュニケーションだけでは、この「感覚差」は感じ得ないところでもあるのかなと思います。(※通信機器という呼び方が今風でないかもしれませんがご了承ください・・・。)

通信機器上のコミュニケーション、リアルなコミュニケーション、臨機応変に両方大事にしていきながら、日々業務に取り組む所存です。

ある保育運営会社・担当者様の話・・・

先週、以前からお付き合いのある保育事業者様の担当者様から、ご連絡を頂きました。

Aさん「〇●さん(私)、最近××市で公募中なんですけど。。。」 私「あー、先月仰っていた2次公募の。」 Aさん「ちょっと、また、一緒に地主さんに直接飛び込み営業しませんか?」私「いーですよ~、一緒に行きましょう。」・・・

という感じで、先日××市の限定地域にて土地所有者様への直接声掛け営業をしました。 このAさんのような保育事業者様の開発営業の方は、なかなかお目にかからないです。 恐らく不動産業者様やハウスメーカー様 等に物件ご紹介依頼をされるのが通常ではないでしょうか。

今後年々、保育施設の整備募集を行う自治体が少なくなっていく中、施設開発営業の方もこのような直接営業ができる人が居るのと居ないのでは、施設整備の開発率も違うように思います。

また、この担当者様のように常に積極的にお客様にアプローチしていく姿勢というのは我々も忘れないようにしなきゃなと思った次第です。

「人生にラッキーゾーンはないぞ。」

昔、小学生の時に担任の先生に言われた言葉です。当時、阪神甲子園球場のラッキーゾーンが撤去されてしまった後だったので、妙に納得してしまいました…。  自ら積極的に動いてこそ、ラッキーは起こるように思います。

物件お引渡しの最盛期にて…

3月は保育所、介護施設 等、3月末までにお引渡しを期限として設けられるところがほとんどです。

それにともない、私共も各物件の納期に合わせて諸々の手続き、各種検査対応、そして物件のお引渡しへと続いていきます。

2月下旬からの1カ月強は1年で最も繁忙期といっていいかもしれません。

そんな中でも、新規プランニングのご依頼話を頂いたり、既取引済の事業者様の法定点検の準備、建設会社様/不動産業者様から来年度以降の物件ご紹介~物件調査対応 等、お引渡しのシーズンでありながら、次年度以降に向けた動きも活性化する時期となります。

私どものような少人数で動いている企業にとってお仕事を頂くこと自体が大変ありがたいことと存じます。これからも変わらず「ジャイアントキラー」として、否、「チャレンジャー」として、様々な案件にチャレンジして参りますので関係各社様、引き続き何卒ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

入札時の注意点

何かしらの「補助金」が交付される自治体主導の施設整備(新規施設の建設)には、必ず「入札」がついてまわります。

入札とは・・・地方公共団体などの公的機関が民間業者に向けて業務を発注する調達制度のことです。中央省庁、地方公共団体における発注は、その財源が税金で賄われていることから、「良いもの」、そして「「より安いもの」を落札⇒目的の業務を実行すること。

財源である税金が「補助金」ということになります。

税金で賄われている以上、地方公共団体などの公的機関が民間業者に対し業務発注先を決める際は公正に決めるのは当然の流れですね。

先日、ある事業者様から入札を執り行った際に以下のようなことがあったことをお聞きしました。

入札時には「入札書」という、封書に各民間業者様の「業務を実行するためにかかる金額」を記入した書類をいれて、いざ落札(一番安い金額の民間業者様)します。その際の封書が〆られていない業者様がいたみたいです。

これの何が宜しくないのか?

その民間業者様の金額が見えてしまう可能性、また、それを見て他の民間業者様が予め〆ていない封書から違う金額が書かれた入札書に移し替える行為をされてしまう危険性があるということで、自治体によっては「封書が〆られていない」ことを発見次第、その民間業者様は入札行為ができないという事態も起こります。

実際にひと昔前には上記に書いた行為を平然と行う民間業者も居たそうです。

先ほどの民間業者様はもちろんそのような行為を目的としたわけでは無く、単純に封書を〆忘れた様子だったので、入札書を提出する前に地方公共団体の担当者の目の前で、封書に糊付けをしてもらい、入札書を提出してもらったとのことです。

小さい事柄ではありますが、その小さな行為ですべてが無になってしまう可能性が孕んでいることは確かです。

入札に臨む民間業者様はくれぐれもお気をつけてくださいませ。

※本件ブログの内容と添付画像は一切関係しておりません。

「スピードが勝負なんです。」

先日、とあるハウスメーカーの営業の方とJAさん(農協さん)とお打ち合わせをした時の話です。

このハウスメーカーの営業の方、佇まいもさることながら丁寧な営業をされるので非常に信頼を置いている方です。

私どもとそのハウスメーカーの協業で取り組もうとしているプロジェクトの打合せをJAさんとした後、JAさんとそのハウスメーカー営業の方で取り組んでいる案件の話になりました。

ハウスメーカーの営業の方が電話で席を外した際に、JAの方が私にこんな話をしてくれました。

「〇〇さんは、ウチのお客様(地主さん)を紹介して、ウチが提案できないような業態のテナントさんをピックアップしてくれる。 しかも、多種様々なテナントさんを紹介してくれる。 勿論、全部がうまく事が運ぶことは無いんだけど、良いことも悪いことも報告してくれるんだけど、何にしても全部レスが早いんですよね。こちらも安心して情報を投げられるっていうか。・・・」

打合せの後、 そのハウスメーカーの営業の方に上記の話をしましたところ、こんな話をしてくれました。

「特に商業系のテナントはスピード命なんですよ。ダメならダメで次に行くしかないし。1個1個、なんて馬鹿丁寧にやってたら当然付くものも付かないし(テナント付けのこと)。 かと言って、無暗矢鱈にテナント情報を投げても、ニーズにそぐわなければ迷惑なだけだからしっかりお話は聞かないといけないけど(笑)。」

丁寧かつレスが早い。

シンプルですが、こうしたことが信用の積み重ねになると改めて思い知らされました。

日々精進ですね。喝。