手柄はオレのもの、のび太のモノは俺のモノ。
ジャイアン登場!!
すみません、ドラえもんのお話ではありません。
最近、弊社ではAI技術を取り入れていこうと、部分的にではありますが、可及的緩やかに取り入れている最中でございます。
様々な業務があるなかで、今回は「建築パースを作製する段階」の部分にフォーカスして参ります。
「建築パース」とは、Perspective Drawing(透視図)の略で、建物や建物の内部を立体的に描画した図法のことを言います。 よく「パース」とか「外観パース」「内観パース」と呼ばれるものです。 よりリアルに近い絵、と言ったところでしょうか。例えば…

と、このような感じの”絵”がパースと呼ばれるものです。
建築主 様の立場からすると、パースを作製してもらうことでより竣工後のイメージが鮮明にできるので、パースはほぼ必要不可欠なツールになります。
ただ、このリアルに近いパースを一発で完成させることはなかなか至難の業であることも確かなので、パースを作製する前段階で「手描きパース」や「立面図に配色落とし」等を施したりしながら、建築主 様と設計士の間でイメージを創り上げていく工程があります。
この工程に、例えばある建物のアプローチ部分を「〇〇なイメージにしたい」との御要望を建築主 様から頂き、弊社としては幾つかの案を持っていきたい…と、
こちらの2点のイメージを建築主 様に見てもらおうとします。これらの絵は設計士が描いたものでも、パース専門の業者様が描いたものでもありません。
こちらの2点はAI君(人ではありませんが親しみを込めて)に描いてもらってます。”オレ”でも、”アタイ”でも”ワタシ”でもありません。
この2点のイメージを創り上げてもらうまでにかかっている時間は…、恐らく皆様が思っている時間よりかかっておりません。
「よりリアル」の一歩手前なイメージなので、建築主 様からすると非常にイメージが湧きやすいかと思います。
と、このようにAI技術を活用することで、今まで費やしていた時間を別の創作の時間に費やすことにもなるので、弊社の設計士としても効率的且つ能率的に設計業務に打ち込むことが出来ているように感じます。
弊社の仕事に限らず、AI技術に対して否定的に見るのか?はたまた肯定的に見るのか?で未来は大きく違う気がしております。
少なくとも私共としては、「テクノロジーの進歩」を慎重且つ大胆に取り入れながら、日々の業務も創造的に取り組んで参りたい所存です。
では、今日はここまで。長らく御清覧頂きありがとうございました。