たまに、「この人センスあるな。」「なんか、センス無いな。」という話を会話で聞いたり話したり、、ということがあります。
センス(sense)・・・
1:物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。 2:判断力、思慮、良識
辞書だとこんな風に訳されております。
数値(結果)で現れる事象では無いので、抽象的な、悪く捉えると曖昧模糊な雰囲気を漂わせている言葉です。
なので、私が普段業務中に「センス無いねー。」と言われた時には、パニックに陥りそうな予感がします。。。
前置きが長くなりましたが、最近その「センス」を試されたような打合せがありました。
今月初めより、都内某所にて商業ビルの計画をしており、そのお打合せに先日も参加しました。 お打合せの途中、「ビルの外観をこんな風にしたい」という話お話の際に、お客様(建築主)から「う~ん、、そうですね。イメージですけど、自由〇〇とか、あー、あと石〇町とかにもに建っていそうな感じなんですけど・・・」と。
自由が丘と石川町(元町)。当然、全く違う街ではありますが、そこで朧げにでも「あー、何となくこういう感じかな?」というイメージを湧くことができるのとできないのでは今後の進展に大きく違いが出てくると思うのです。
このイメージが湧くのが大前提でそこからどうイメージを具現化していくかですが、大前提の「イメージを湧くことができる」が無いとそもそも戦えないと思うのです。
幸いにも以前近くの街で長く住んでいた、何度か足を運んだことがある、ということもあり、私の中では「そのイメージ」を湧くことができたので事なきを得ましたが・・・。
センス(ある能力)は先天的に高い人も居れば、標準より低い人も居ます。(何をもって”標準”とするかはここでは置いておきます。) ですが、低い人でも標準までは養うことができると思うのです。 今のお話で極端な例えをしますと、自由が丘や石川町というワードが出た瞬間に、「あー、九州共立大学がある自由が丘ですね。」「福島県の石川町ですね。」なんて当然感のごとく嬉々としてお客様に放ってしまった瞬間に「もうこの人とは感覚が全然・・・w」となってしまうと思います。(※上記の固有名詞は例で出しているだけですので、”ご了承”ください。)