近年、不動産投資目的で福祉事業を手掛ける方(個人/法人ともに)が増加しております。
特に保育事業(認可保育園)に対する不動産投資は今が全盛期(?)かもしれません。
他にも介護系施設や障碍者施設に対しても、土地購入~上物(建物全てor建物躯体/外構のみ かはケースバイですが)まで投資される方がいらっしゃいます。
さて、実際に不動産投資目線で見た場合に福祉事業は投資的に「美味しい」のでしょうか?
私どもが見聞きしているところでは「美味しさ順位」は以下のようです。
1保育事業≫≫2障害者施設事業≒3他福祉系施設≫4介護系施設
どうやら保育事業が一番高利回りらしいです。
福祉事業はニッチな業界 (近年はそうでもないらしいですが) なのですが、施設運営は補助金を受けている事業が多いので、確かに「非常に安定している事業」と言えそうです。
しかしながら、どのような種類の福祉施設も開設するまでには複雑なルールがあるので、安易な投資目的で手を出すと「そんなはずじゃなかった。。。」という事態も発生します。
そして、上記に挙げたものも含めて福祉事業は「人の命を直接あずかる」ことがほとんどですので、テナントとして入る事業者が ”危ない事業者” だと、「重大事故」に直結するケースもあります。万が一、重大事故が起きた場合は・・・。想像するだけで目も当てられませんね。
福祉事業への不動産投資は一般的な不動産投資と違い、行政が絡むことがほとんどなので色々と手順も含めて入念にご検討頂くのが幸いです。進め方があやふやなままだと1人「大損をこいてしまう」ことに繋がります。
福祉事業での不動産投資をお考えの方、十分な調査を元にご検討ください。